日本に進出しているフィンランド企業の紹介
本日は、日本に進出しているフィンランド企業についてご紹介いたします。
1.アメア(スポーツ用品等製造販売)
アメアは、1960年代にフィンランドでタバコ事業からスタートしました。その後製紙事業部を立ち上げ、オランダとベルギーにも事業を展開していきます。そして、出版や印刷事業にも本格的に参入し、さらに1970年代には、現在のコア事業となるスポーツ関連事業にも進出します。
1973年には、ペプシコ社との合弁会社として「ウィルソンスポーツ株式会社」を設立しました。同時に「ウィルソンスポーツ株式会社日本支社」を設立し、日本進出を果たします。家電メーカーソニー株式会社とも合弁会社を設立し「ソニーウィルソン株式会社」と社名を変更しました。
その後順調に業績を伸ばし、2002年には日本での社名を「アメアスポーツジャパン株式会社」に変更しました。現在7300人の社員を持つ、世界最大手のスポーツ用品や、関連機器を取扱う企業となっています。
2.フィンランド航空(航空会社)
フィンランド航空の設立は1923年です。第一次世界大戦後、前身となる「アエロ・オイ」が民間航空会社として設立されたのがはじまりです。1963年に1度事故を起こしていますが、それ以降1度の事故もなく運航しているため、「世界で最も安全な航空会社」と言われています。
JACDECの世界の航空会社の安全度ランキングでも毎年3位以内に入る高評価を得ています。1997年には、路線の全席禁煙化を進めましたが、その段階で残っているのは日本の路線のみでした。
エコノミークラスやビジネスクラスを問わず、すべてのエアバスA330-300とエアバスA340-300では各座席に「パーソナルエンターテインメントシステム」が装備されていて、衛星電話や、映画、ゲーム、テレビ、音楽アルバムなどが利用できます。
3.メッツォ(製造業)
フィンランドに本社を構えるメッツォグループのリサイクル部門やフローコントロール部門が日本に進出し、「メッツォジャパン」となりました。主に金属リサイクル処理の機械や、制御用のバルブを日本とアジア地域に提供しています。
メッツォは、もともとフィンランドの企業である「バルメット」と「ラウマ」が1998年に合併して作られた会社です。その後、非主流事業を売却し、戦略に基づいた合併と買収を繰り返すことにより、特定のカテゴリでの存在感の強化や、サービス事業の強化、そして技術力の向上を行ってきました。
2008年の段階でメッツォはフィンランドで9番目に大きな企業となり、株主数は42,000人にものぼりました。
日本では、三菱重工業から製紙機械技術を買取り、「ベロイト製紙機械に関する知的所有権」の世界独占所有者となりました。
もし日本への進出・会社設立・在留資格・会計税務・人事労務・法務等のことでお困りのことがございましたら“お問い合わせ”よりどうぞお気軽にご相談下さい。また、お電話の場合は03-6228-5505までお願い致します(平日9:00~21:00)。英語も中国語も対応可能なスタッフがたくさん在籍していますので、日本語が不安な方もどうぞご安心下さい。汐留パートナーズグループの日本進出に精通したコンサルタントからご連絡をさせていただきます。